クレディセゾンでは、自社が保有するクレジットカードデータから精緻なセグメントを設計し、より確実なターゲティング広告を実現しています。その方法のひとつが、Eメールを使ったプロモーションです。この記事では、セゾンカードデータを活用したEメール広告配信の特徴やメリット、Eメール広告の種類、リピートが多い業種などについてご紹介します。
国内最大手クレジットカード会社だからできる、ターゲティング広告とは
ターゲティング広告の本来のメリットは、無駄のない広告出稿が可能な点。このメリットを最大限活かすために必要なのは、情報を届けたいターゲット層を的確に絞り、適切な方法で配信することです。しかし現実には、ターゲットの選定がうまくいかず、効率的かつ有効なプロモーションができていない企業様をよく見かけます。
そこで検討していただきたいのが、クレジットカードデータの活用によるセグメント選定という方法です。クレジットカードデータに含まれる属性情報(性別や年齢・居住地・職業など)や利用情報(クレジットカードの利用金額・利用店舗・利用月など)などから、貴社のサービスに関心がありそうなターゲットを抽出し、広告配信を行います。
クレディセゾンのEメール広告の特徴
膨大かつ信頼性の高いクレジットカードデータから、精緻なセグメントを設計
クレジットカードデータには以下のような内容が含まれています。
【属性情報】
・性別(男性/女性)
・生年月日・居住エリア(都道府県/市町村郡)
・家族構成(未婚/既婚)
・居住情報(持ち家/社宅・寮・官舎/賃貸)
・職業(会社員/自営業/アルバイト/主婦/学生)
・年収など
これらは、クレジットカード入会時に公的身分証の提出のもと本人確認済みの情報です。これらのデータによって、カードユーザーの基本的なペルソナが分かります。
【利用履歴】
・クレジットカードの利用金額
・利用回数
・利用店
・利用年月
など
利用情報によって、カードユーザーの趣味趣向や価値観・買い物傾向が分かります。
属性情報と利用履歴を組み合わせることで、ユーザーの具体的なニーズを特定でき、精緻なセグメント設計・ターゲティングが実現できます。
2,700万人の会員の中から、興味関心の高いユーザーにダイレクトにアプローチ
クレディセゾンのクレジットカード会員は2,700万人です。膨大な属性情報と利用履歴を基にしたセグメント設計・ターゲティングによって、多種多様なユーザーニーズに合致した精度の高い訴求が可能です。
テキストメールとHTMLメールが使用できるので、内容にあわせたメール作成が可能
クレディセゾンのEメール広告では、テキストメールだけでなく、HTMLメールがご利用いただけます。
【テキストメールの特徴】
テキストメールとは、文字だけで構成された一般的なメールを指します。飾り文字や記号などを使ったり、段落分けを工夫したりすることで、読みやすくわかりやすいメールを作成できます。
【テキストメールのメリット】
1.HTMLと比較し容量が小さいので、顧客のパケット代を圧迫しない
(※スマホのほとんどが従量制の料金制度のため、テキストメールを好んで選択するユーザーが今でも一定数います)
2.どのデバイスでも同じように見ることができるので、制作が簡単
3.メールの表示状態が受信者のメールソフトやアプリに影響されにくい
【テキストメールが適しているケース】
テキストメールは、健康食品やサプリメントなどのように購入サイクルが短く、定期購入が見込める商品の訴求に適しています。定期的に配信し、商品の購入し忘れを防いだり、通知レベルで商品の存在を認知させたりする効果が見込めます。
【HTMLメールの特徴とメリット】
HTMLメールは、文字のフォントや大きさ・色を自由に設定したり、画像や動画を入れたりできるメールのことを指します。自由なレイアウトが可能なので、より多彩な表現ができます。商品やサービスの紹介やイメージ訴求にも向いており、一般的にHTMLメールのクリック率はテキストメールと比較すると高い傾向にあります。また、商品やサービスの魅力を視覚的に訴えることで潜在的ニーズの発掘にも繋がるはずです。
【HTMLメールが適しているケース】
HTMLメールは、旅行の案内や自動車の購入など、画像や動画を用いてビジュアルで訴求する必要性が高い商品・サービスに適しています。また、ラグジュアリー感を演出することができるため、高額商品の訴求には非常に向いています。ブランドの魅力と商品・サービスの魅力を同時に伝え、購入意欲を高める効果が期待できます。
Eメール広告配信後、興味を持った会員数のデータが分かる
クレディセゾンでは、Eメール広告を送った後に、メールの開封数やクリック数(開封数はHTMLメールのみ可能)を計測し、そのデータを提供しています。開封・クリックした会員のデータの分析・活用は、次のアプローチを検討する強力な手段になります。
ターゲティング広告におけるEメールのメリットとは
ターゲットに対してダイレクトにアプローチできる
Eメール配信のメリットのひとつは、ターゲットに対して直接的にアプローチができるところです。メールボックスに直接広告を配信できるので、認識されやすく、目を通してもらいやすいといえます。スマホでメールボックスを逐一チェックしている方も多いので、見逃されにくいのもメリットです。
情報量が多く、訴求力が高い
Eメール広告は、多くの情報を掲載することが可能です。テキストで商品やサービスを詳しく説明するのはもちろん、画像や動画を使えば、その商品やイメージを実際に利用した際の具体的なイメージを伝えることができます。「メールを読んでいるうちに欲しくなった」「動画を見ているうちに興味を持った」といった態度変容が期待しやすく、潜在顧客に対する訴求力が高まります。
保存性が高い
Eメール広告はパソコンやスマホなどのデバイスのメールボックスに自動的に保存されるため、削除されない限り残っています。インターネット広告の場合、一度クリック機会を逃すと再びそのユーザーと接点を持つのは難しくなりますが、メール広告の場合はユーザーの意思しだいでいつでもチェックできる状態にあるということです。
スピーディーに配信できる
Eメール広告は、セグメントの確定(申し込み)からデータの作成、配信までの期間が短いのもメリットのひとつです。そのため、キャンペーンやセールなど、タイミングを逃したくない内容の広告にも適しています。なお、クレディセゾンの場合、セグメントの確定(申し込み)から配信までの目安は約3週間です。
Eメール広告が効果的な業種は?取り扱いの多い業種
テキストメールとHTMLメールを用いたターゲティング広告は、以下のような商品ジャンル・業種で利用されています。
【テキストメール】
・健康食品
・食品
・化粧品
・エステ
・スポーツジム
・金融(資産運用)
・仕事紹介
写真や動画を用いず文字だけで作成したシンプルなテキストメールは、健康食品や化粧品・食品といった定期的に購入する可能性がある商品ジャンル・そういった商材を扱う業種で多く利用されています。また、エステやジムなどの業種でも、テキストメールの配信は効果を発揮しています。一度の配信では、ユーザーの関心を引けずに反応がなかったとしても、定期的に訴求を繰り返すことで態度変容に繋がり、新規顧客の獲得チャンスを得ることができます。
【HTMLメール】
・不動産
・自動車保険
・生命保険
・火災保険
・健康食品
イメージ訴求に適したHTMLは、不動産会社や各種保険会社など高額商品を扱う業種で多く利用されています。不動産や保険は、簡単に購入・加入を決められるものではありません。しかし、HTMLメールで画像や動画を用いて商品の詳細をアピールすることで商品への理解をより深められ、購入・加入を検討しやすくなります。
業種別:セグメント設定の事例
前項で紹介した業種では、以下のようにセグメントを設定し、顧客像のニーズに合致した形式・表現を用いてEメール広告を配信します。
【テキストメール】
ミドル世代向けサプリメントの購入訴求
年齢:40歳以上
性別:男女
スポーツジムへの入会訴求
年齢:18歳以上
性別:女性
エリア:東京・千葉・埼玉・神奈川
金融(資産運用)の案内
年齢:23歳以上
エリア:横浜市・川崎市・さいたま市・千葉市・東京都
ミドルシニア層向け仕事紹介
年齢:45歳〜65歳
性別:女性
エリア:東京都・埼玉県と千葉県の主要都市
【HTMLメール】
不動産の販売訴求
年齢:40歳以上男女(優先順位:①50歳以上男性②40歳以上男性③50歳以上女性)
配信除外エリア:なし
日用品メーカーの事例
年齢:30歳~59歳
エリア:東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・大阪府・兵庫県等主要都市部
カード決済履歴: 直近カード利用有
生命保険への加入訴求
年齢:20歳〜65歳
性別:男女
カード決済履歴:直近一年間にカード利用履歴ありユーザーに対して優先配信
※保険DM禁止ユーザーを除外
まとめ
膨大かつ信頼のおけるクレジットカードデータを用いてセグメント設計を行い、的確なターゲット層にEメール広告でプロモーションを実施することで、より効果的な広告配信が可能になります。
現在、「届けたい相手に情報が行き渡っているのか疑問である」「ターゲティング広告の成果に伸び悩んでいる」など、自社の広告施策についてお悩みの担当者様は、ぜひクレディセゾンのターゲティング広告配信をご検討ください。