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エンゲージメント数とは?Twitter・Facebook・Instagramについて解説【マーケティングコラム】

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SNSが性別・年齢を問わず広く普及した近年では、SNSを活用したマーケティングは重要性を増しています。この記事では、効果的なSNSの活用を目指している方に向けて、エンゲージメントの定義や調べ方、エンゲージメント数を増加させる方法をTwitter・Facebook・Instagramのそれぞれについて説明します。効果的なSNS運用に役立ててください。

■エンゲージメントとは?

エンゲージメントとは、企業もしくは商品ブランドに向けて顧客が持つ愛着度・関心度を指し示す言葉です。エンゲージメントが高いと、顧客が自発的にSNSの投稿を拡散し、巨額の広告費をかけなくても顧客の行動によって多くの人の目に入ります。

多くの顧客に人気であることをアピールすることになり、商品を選ぶ際に参考にされるなど、広告の効果も高くなります。WEBにおいては、自社のファンを増やして投稿への強い興味を示してもらえば、投稿を拡散するなど積極的なアクションを取ってくれるため、販促にも繫がりやすくなるでしょう。

また、WEBではリアルタイムで数値が確認できるので、どれだけの顧客の目に入り、どれだけの顧客が反応をしたのかを把握できます。会社への関心度、将来的な利益などに繋げられるため重要です。

エンゲージメントの計測方法は、Twitter、Facebook、Instagramでそれぞれ異なります。ひとつずつ解説していきますので、SNS運用にぜひ活用してください。

■エンゲージメントが重要な理由

従来のマーケティングではエンゲージメントが高いのか低いのかを調べるのが困難でした。しかし、近年のSNSの普及により、エンゲージメントを数値化して見ることが可能になりました。

現在は大きな機材もシステムも導入せず手軽に顧客に向けて発信し、顧客も欲しい情報を簡単に手にできる時代ですので、自然とSNSでの拡散力が重要視されるようになります。

SNSの拡散力は、そのアカウントのフォロー数だと思われがちですが、数だけ多くても投稿に興味を示してもらえないのであれば意味がありません。より強い関心を示してくれる顧客を取り込むことで、投稿へも強い反応を示してくれます。投稿を拡散することができれば、多くの顧客に自社商品をアピールすることができます。

■エンゲージメント率とは

エンゲージメント率とは、SNS上で顧客が投稿を見た数に対して、積極的に反応した数の割合です。エンゲージメント率が高ければ販促にもつながり、情報の拡散もされやすくなります。

エンゲージメント率の計算方法はSNSによって異なりますが、投稿に対して「どれだけ反応があったか」を数値で見ることができますので、マーケティングに活用できます。

次に、主な3つのSNSであるTwitter、Facebook、Instagramのエンゲージメント率について解説していきます。

■Twitterのエンゲージメント

まずは、Twitterのエンゲージメントの計算方法や確認方法について解説します。

Twitterのエンゲージメント数とは



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Twitterのエンゲージメントは、投稿のクリック、いいね、フォロー、返信、リツイートの5種類のアクションがエンゲージメントの値になります。どれだけの人数が行った、という数値ではなくそれぞれ何回アクションがあったかを計測します。

また、Twitterにはインプレッションというものがあります。インプレッションとは、どれだけの人が投稿を見てくれたのか値で表わしてくれます。

どちらもマーケティングにおいて非常に重要になりますので、しっかり把握してTwitterの活用に役立ててください。

Twitterのエンゲージメント率の求め方

Twitterでエンゲージメント率を求める際は、ホーム右上にあるプロフィールアイコンにあるアナリティクスをクリックします。アナリティクスのホームでは過去28日間のインプレッションや、自分の投稿で一番反応の多かったツイートを見ることができ、さらにナビゲーションのツイートをクリックすると、どの投稿にどれだけ反応があったかを確認できます。

エンゲージメント率は以下の式で計算できます。

・エンゲージメントの総数÷インプレッションの総数

Twitterのエンゲージメント率を高めるには

Twitterでエンゲージメント率を高めるには、ハッシュタグ(#)を活用しましょう。特定のフレーズの前に「#」をつけることで、ユーザーがハッシュタグを検索した際に自分の投稿も見てもらえます。流行りのハッシュタグもありますので、どのフレーズをハッシュタグとして使えばいいかわからない方は、まず流行のハッシュタグをつけて投稿すれば、使い方が理解しやすいのでおすすめです。

投稿に対してアクションをしたユーザーとコミュニケーションを取るのもエンゲージメントを高める上で有効な方法のひとつです。ユーザーからついたコメントに返信することにより親しみを持たれ、エンゲージメントの向上につながります。

■Facebookのエンゲージメント

ここでは、Facebookのエンゲージメントの計算方法や確認方法について解説します。

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Facebookのエンゲージメント数とは

Facebookのエンゲージメントは、いいね!、コメント、シェア、クリックの4種類のアクションをエンゲージメントとして数えます。Facebookではアクションをした回数ではなく、ユニークユーザーで計算した方が、より正確にエンゲージメントがわかります。ユニークユーザーとは、投稿にアクションをした人数のことです。 

Facebookのエンゲージメント率の求め方

Facebookのエンゲージメントは、ページのインサイトから「投稿のエンゲージメント」をクリックすると各投稿のエンゲージメントが表示されます。

エンゲージメント率の計算方法は以下のとおりです。

・エンゲージメント(ユニークユーザー)の人数÷リーチした人数

この方法で、どれだけの人が見て、その中からどれだけ反応があったのかを簡単に求めることができます。

Facebookのエンゲージメント率を高めるには

Facebookのエンゲージメント率を高めるには、まずリーチについて理解しておきましょう。

リーチには、以下の3種類があります。

・オーガニックリーチ(タイムラインなどから投稿を見た人数)

・口コミリーチ(Facebookの友達のアクションによって投稿を見た人数)

・有料リーチ(Facebook広告、スポンサー広告によって投稿を見た人数)

 

どのリーチの数値が高いのかでユーザーのターゲットや投稿の方向性がまとまります。ユーザーに寄り添った投稿をすると、ユーザーも興味をもち、拡散してくれます。

■Instagramのエンゲージメント

最後に、Instagramのエンゲージメントの計算方法や確認方法について解説します。

 

Instagramのエンゲージメント数とは

Instagramでは、いいね!とコメント数の2種類をエンゲージメントとして数えます。

Instagramではハッシュタグでしか投稿を検索できないので、ハッシュタグはかなり重要な役割を持ちます。ハッシュタグから来たユーザーがいいね!やコメントをすることによってエンゲージメント率も高くなります。

投稿ごとのエンゲージメント率の変化も日々細かく確認することによって、どの投稿がよりユーザーに反応されているのか、販促しやすいのか確認できるため、マーケティングにつなげられます。

Instagramのエンゲージメント率の求め方

Instagramには「エンゲージメント率」の項目がないため、エンゲージメント(いいね!、コメント数)をもとに割り出します。計算式は以下のとおりです。

・エンゲージメント÷投稿数÷フォロワー数

ビジネスアカウントに切り替えることによってエンゲージメント数、インプレッション数を確認できるようになります。しかし、ビジネスアカウントの切り替えには、電話番号、メールアドレス、住所のうちどれかが必要になります。

Instagramのエンゲージメント率を高めるには

Instagramでは新しい投稿がタイムラインのトップに表示されるわけではありません。フォローしているユーザーの投稿や、いいね!をした投稿の傾向でInstagramがユーザーにとって最も興味のありそうな投稿を表示してくれます。

そのため、フォロワーを増やすのと、いいね!の数を増やすのがとても重要です。Instagramの検索ではハッシュタグを用いないと検索できないのでハッシュタグの活用も必要になります。

多くの企業が行っているハッシュタグ&フォローを使うキャンペーンや、Instagramへのシェアキャンペーンなどは、エンゲージメントを高める上で有効な方法です。また、アカウントの認知度が上がれば自然とエンゲージメント率も高まるため、ユーザーが興味を持ちやすそうな写真投稿やハッシュタグが必要になります。

自社の商品を紹介する公認のアンバサダーとして、ショップ店員がInstagramのアカウントを運用するのも、有効な方法のひとつです。

■まとめ

SNSにおいてエンゲージメントを高めることは、マーケティングにおいてとても重要なポイントです。幅広い世代に普及しているSNSですが、Twitter、Facebook、Instagramとそれぞれエンゲージメント率の計算方法が異なります。各SNSのエンゲージメントの計算方法を確認してマーケティングに活用しましょう。

クレディセゾンは、クレジットカードや決済サービスなどでこれまで培った膨大なデータを、マーケティングにも大いに活用できるソリューション提案をしています。興味をお持ちの方はぜひお問い合わせください。

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